安部首相 退陣
昨日9月12日安部首相が退陣する意向を表明した。
一年足らずの政権だった。
僕なりの解釈で行くと、
政治と言うのは、基本的には年配の政治家のほうが有利な気がする。
日本国憲法の成立は昭和22年に施行されてから、一度も改正されていない
古い法規である。
当時吉田首相の時代の60年前の考え方である。
国会議員は憲法を尊重し擁護する義務を負っています。
この古い憲法を骨身から理解できるのは、戦争を体験している、又は、戦争経験を
父親から教えられている60歳以上の方だろう。
若い国会議員が今の時代にそぐわない、改正が必要だ!といっても、
憲法はそう簡単に改正できないようになっている。
52歳の若い安部総理がこうしたい!と言っても、日本国憲法世代の年配の議員が、
憲法にそぐわないと言われればそれまで。
国会議員は憲法を擁護しなければならないから。
でも安部元首相は憲法改正手続法を成立させた功績はある。
(19年5月18日公布、20年5月18日施行)
時代にそぐわない憲法を改正して、国際社会に対応できる憲法へ移行できればと思う。
いずれにしても、若くても民意を掴みきれば、もう少しスムーズに進んだのかなと思うのだが、
安部元首相は少し、真面目過ぎた嫌いがありますね。
憲法第70条、内閣総理大臣が欠けたとき、内閣は総辞職をしなければならない。
とあります。
舛添厚生労働大臣はもう元大臣になってしまいました。
今度の内閣総理大臣の組閣が楽しみです。
憲法第67条
1、内閣総理大臣は国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。
この指名は他の全ての案件に先立ってこれを行う。
2、衆議院と参議院が異なった指名の議決をした場合に、法律の定めるところにより、
両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、または衆議院が指名の議決をした後、
国会休会中の期間を除いて10日以内に、参議院が指名の議決をしないときは、
衆議院の議決を国会の議決とする。
日本国にとって、内閣総理大臣が欠けるということは、一大事なわけです。
とにかく早く決めないと国会運営が前に進んでいきません。
両議院の協議会で決まるのか、参議院が議決をしないで、衆議院案が通るのか・・・
いずれにしても早く決めなければならない重要事項です。