憲法記念日
5月3日、日本国憲法が施行されて61年が経った。
日本国憲法は、日本国民がこの国で生活するにあたって、最も基本的なルールであって、すべての決まりごとは、日本国憲法を基準に考えられている。
憲法改正の手続きを定めた、国民投票法が、交付されて1年経とうとしている。
施行は、3年後の、2010年5月18日。
憲法をよく読むと、人間が集団で生活する為には、必ずルールが必要なんだなと感じる。
本来人間という動物が、各々本能の赴くままに生きていくと、戦国時代や、第2次世界大戦のような、無秩序な、混沌とした世界になる。
しかし、ルールを形成する為には、人間の基本的な本能をよく理解して、集団生活においての歯止めをかけていかなければならない。
おそらく、もう戦国時代のような、混沌とした時代は来ないだろうから、これからは学術的な推測と、今までの統計で、新しいルールを作るしかない。
しかし、どんなに素晴らしいルールでも、すべての人に素晴らしいルールであるとは限らない。
万人に通じるルールなんて無いと思わなければならない。
そこで、司法に救いを求めることになるわけだが、多くの人はそのような手段は取らず、妥協に妥協を重ねて生きていく。
下の方から、声を立るが、どうにもならないと知ると、再びもとの生活に戻って行く。
もし、国民投票が行われた場合、投票率はどのくらいになるのだろう。
今現在の衆議院の投票率でも、5割を満たないので、推測これに近いものが有りそうだ。
僕の周りにも、投票に行かない人が異様に多い。
文句は言うが、いざ権利を行使する段階になると、現状維持を決め込む。
一番楽だからだ。
憲法59条の法律案の議決で、
衆議院で法律案が可決されても、参議院で否決若しくは、60日以内に議決されないときは、参議院が否決したとみなし、再び衆議院に戻り、3分の2の賛成を経て法律となる。
長いですね。
今の時代のスピードにそぐわない様な気がします。
変えて欲しいとしたら、この憲法59条を、60条の予算や、条約と同じ30日以内のみなし否決で、即、衆議院の議決が法律案になる、に変えて欲しい。
法律だから慎重にしたいのだろうが、成人の100%の投票によって、衆議院議員を決めて、その人たちが、議決した法律案であれば、こんなに慎重でなくても納得できると思う。
ガソリンが上がっちまったよ~といっている人は本当に投票に行っているのだろうか?
国を変える第一歩は、成人の100%が投票に行くことだと思う。
などと思った、憲法記念日でした。
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