問題44(記述式 行政手続法)
Xは、A県内においてパチンコ屋の営業を計画し、A県公安委員会に風俗営業適正化法に基づく許可を申請した。しかし、この申請書には、内閣府令に定める必要な記載事項の一部が記載されていなかった。この場合、行政手続法7条によれば、A県公安委員会には、その申請への対応として、どのような選択が認められているか。40字程度で記述しなさい。
ついに来ました、記述式。
一問20点です。
逃すと、とても大きいです。
この問題は行政手続法7条を知っていれば正解できるはすですが、よく理解していないと導けないと思います。
行政手続法7条
行政庁は、申請がその事務所に到達したときは遅滞なく当該申請の審査を開始しなければならず、かつ、申請書の記載事項に不備がないこと、申請書に必要な書類が添付されていること、申請をすることができる期間内にされたものであることその他の法令に定められた申請の形式上の要件に適合しない申請については、速やかに、申請をした者に対し相当の期間を定めて当該申請の補正を求め、又は当該申請により求められた許認可等を拒否しなければならない。
40文字程度なので、
申請書の補正を求めるか、申請を拒否しなければならない。
この辺りが記載されていれば、15点以上は取れるはずです。
間違いやすいのが、「補正を求めても補正されない場合は、拒否できる。」とすると、意味合いが違ってきてしまいます。(ボクは終了1分前くらいに気づいて、書き換えました。(汗))
あくまでも、補正を求めるか、拒否をするか。どちらか。
でも、拒否する場合は、相当な申請書の不備でしょう。どんな不備の場合か具体的には明記されていません。
今年も出題されるとは限りませんが、違う形で出題される可能性はありますし、択一、多肢選択に出題されることも考えられます。
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